同愛会薬局は、昭和51年6月に、群馬大学医学部附属病院(以下「群馬大学病院」という。)「第二薬局」として、群馬大学病院内で調剤薬局事業を開始した薬局です。「病める人に寄り添う薬局」を基本理念とし、群馬大学病院全診療科及び群馬県内等の病院から多様な処方箋を応需し、現在、薬剤師12名、登録販売者4名、事務職員1名で、業務を行っています。
平成14年10月から、群馬大学病院の「漢方生薬調剤」を応需しており、平成16年10月には,県内の保険薬局で最初に無菌調剤の許可を得て、クリーンベンチを設置するとともに、在宅の患者さんに対する「点滴輸液の混合調剤」を開始しています。
調剤業務の他にも、毎年、薬学部の「薬局実習」を受け入れています。
一方、診療報酬・薬価改定が隔年で行われている近年、薬剤師の業務が高度化してきているため、毎年、薬剤師は各種学会及び研修会等に積極的に参加し、資質の向上を図っています。
日常の業務においては、吸入療法、腎臓病、糖尿病等、様々な患者さんとのコミュニケーションを大切にし、服薬支援や相談を重視しているとともに、薬物療法をチームで進めるために、処方医との意思疎通も大事にしています。
また、高齢化社会が進む中、調剤薬局に課せられた課題の一つでもある「在宅医療」にも力を入れています。
昭和51年6月 | 群馬大学病院「第二薬局」として調剤薬局事業を開始 |
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昭和57年6月 | 「第二薬局」を「同愛会薬局」に名称変更 |
昭和59年4月 | 「同愛会薬局」を群馬大学病院正門前(現在地)に移転 |
平成5年1月 | 薬局の改修(調剤室、待合室の増設) |
平成14年10月 | 漢方生薬調剤を開始 |
平成16年4月 | 調剤薬局の夜間休日対応の開始 |
平成16年10月 | 点滴輸液の混合調剤を開始 |
平成22年9月 | 待ち時間表示システムを導入 |
平成25年3月 | 薬局を増改築 |
平成28年10月 | レセプトコンピュータ入替 |
平成28年4月 | 薬剤師6名がかかりつけ薬剤師に認定 |
薬剤師12名 |
(うち日本薬剤師会研修認定薬剤師6名、 認定実務実習指導薬剤師4名、漢方薬・生薬認定薬剤師1名、スポーツファーマシスト1名) |
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事務員5名 | (うち登録販売者4名) |
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散薬監査システム
粉薬の秤量が正確に行えたか、確認する機械です。
処方内容の入力にともない患者さんのデータが流れてくるので薬品名、薬用量を確認し秤量します。 -
全自動散剤分包機
粉薬を自動的に分割、分包する機械です。
一包ごとに患者さんの名前や薬品名を印字することもできます。散剤監査システムで確認が済んだデータを読み込ませ、精度よく分割、分包します。 -
全自動錠剤分包機
錠剤やカプセル剤を1回に服用する量ごとに分包する機械です。
一包ごとに患者さんの名前や薬品名、服用方法(朝食後・ねる前など)を印字することもできます。 -
軟膏調剤・製剤機
軟膏容器の中に混合する軟膏やクリームを直接測りとり、混合する機械です。
衛生的でとてもなめらかに仕上がります。軟膏の量や種類によっては従来の軟膏板で混合します。 -
自動錠剤半切機
さまざまな種類の錠剤を短時間で半切するコンパクトな機械です。
切断面はきれいに仕上がり、均等に半切でき、業務の効率化が図れます。
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クリーンベンチ
在宅中心静脈栄養法の輸液の無菌混合も行える設備です。 -
※群馬大学医学部5年生の和漢実習に開放しています。
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百味箪笥
生薬の刻み原材料をストックする収納庫です。
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生薬分割分包機
煎じ薬の秤量混合した生薬を1日分ごとに分包する機械です。
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事務処理室
レセプト業務や電子薬歴の後処理業務を行います。
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セミナー室
新薬の勉強会、地域のセミナーなどに開放しています。
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薬学実習生研修室
ネット環境が整備されており、毎日の実習をサポートします。
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薬学実習生休憩室
個人ロッカー、電子レンジ、給湯機器が設置されており食事を摂ることができます。